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No.059

黒装束

97/10/31
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今年の流行は“クロ”だそうですよ。
そう言われて、周りを見回すといるいる、ツーピースの喪服スタイル、最近とみに細く、長くなった足にぴたっとフィットしたタイツスタイル、引きずるようなロングスカート。あっちにもこっちにも黒装束がいるのに気がつきます。

おんな心を捉えるファッションにケチをつけるつもりは毛頭ありませんし、何が流行ろうともアパレル業界が活性化するなら良いことでしょうが、でも誰が仕掛けるのか、“今年はクロ”となるとあたかもクロでなければいけないように猫も杓子も(失礼!)クロになります。

政治も経済も、モラールも崩壊しかかっているかのような日本にいま、黒衣が流行するのは何かを暗示しているのかと不気味な感じがしませんか?
若い女性が一斉に喪服を着て、日本の現状に警鐘を鳴らしているのかも知れませんよ。これを意図的に流行らしたとすると、まさに強烈なブラックユーモアです。

財政赤字は数百兆円に達し、銀行、証券不祥事から総会屋との癒着まで、大手の経済事犯は果てるところを知らないありさまですねぇ。
スピード違反のねずみ取りに引っかかった人が「何で俺だけを!」といったところ、お巡りさんが「あなたは運が悪かったんですよ」といったとのこと。
まさにこんな調子でしょう。こんな時に黒装束が流行るのも無縁とは考え難いですよ。それとも頭を丸めて墨染めの衣でも着ますか。

推理小説ではないけれど、宅急便で「喪章の付いた贈り物」が届いたような気になりませんか?

ごきぶり日記

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