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No.083

本当に不景気?

98/02/20
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先日、珍しくあるスナックのママさんから、メールを頂いた。
題名は「本当に不景気?」である。

「世の中、不景気 不景気と言いますが この間の日曜日のサッカー。
ご覧になっていましたか? お店ではお客様もスタッフも話題はサッカー。そして 延長戦で眠い人ばかり、こんな話を聞いていると 何だか世の中結構平和だなぁ、って。そしてこれでワールドカップ出場が決まってフランスにサッカーを見に行く人は2000人と言われているとか、まぁ何と平和なこと...」

そこで、「不景気はこれからですよ。国の借金は膨大になり、政府はびた一文出さないと言っている。銀行は金融ビッグバーンを来年に控えて体調を整えるため貸し渋りをする。金がなければ経済は元気がなくなる。悪循環を繰り返し下手をすると恐慌が起こるかも知れないですよ」と折り返す。

確かにみんなお金を持っている。一説によると世帯あたり数千万円という。
経済の先行き不安からお金を出し渋ったり、家計を圧縮したり、していることは確かだろう。だからデパートは落ち込み、一時期好調だったスーパーやコンビニまで、苦しみ出した。だが、一般にはまだまだ、そんな実感は薄い。

つい、数日前の平日の昼下がりに、久しぶりにゴルフの練習に出掛けた。
恐らく平日なので誰も居まいと思ったところ、なんと10数人の女性軍団が仲間に入るのが気恥ずかしいほどに、実に賑やかに練習をしている。
30代から50代、中には60代かと思われるほど年代は多岐に亘っている。聞くともなく聞いていると、明日はどうやら女性だけの大コンペらしい。

女性の社会進出と共に専業主婦も仲間を作り、大いに人生を楽しむ時代なのだろう。子供の携帯電話、phsの電話料金が月に七万円を越えるという。
ついに電話会社は月額一万円でうち切り、それ以上は保護者の同意が必要と、社会問題に発展する前に予防策を打ち出した。

経済の専門家は政府が財政出動などの思い切った手を打たないと金融恐慌が来ると警鐘を鳴らしており、経営者が景気の冷え込みを意識し、先行き不安にリストラなどに走るという、何とも理解できない景気のまだら模様が描き出されている。そう言えば昭和初期の大恐慌など誰も知る由がない。戦後経済の上り坂を半世紀のあいだ上って来た世代に、金融恐慌、大不況など実感が無いのは当たり前なのかも知れない。

ごきぶり日記

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