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No.090

幕開け、改正外為法

98/03/31
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いよいよ幕開け。演題は「外国為替管理法改正-ビックバーン」である。
チョーン、チョンチョン---と拍子木が鳴り、幕が開きかかる。

ところが開演の準備を始めようと、立ち稽古に入ったばかりのところで座員の意見は全く合わず、自分が主役を取ろうと座長を買収にかかる者、何も改めて練習などしなくても客は今まで通りに来るよと、うそぶいている者、中には劇団の金をくすねて麻薬をやったり、酒を飲んで練習そっちのけの人間が居たりで何にも進まない。
幕をあけてみたら未だ全員普段着のままで、喧々顎々と言い争いをやっている。
お客そっちのけの大蔵省+金融業界という劇団である。

長い官僚支配の中で国民は、お上の云うことなら何でも鵜呑みにするように躾けられて来た。だから先物取引や金融デリバティブのような難しい金融商品を使った悪徳商法にはコロッと騙される。

片や欧米は個人の危機管理無しでは生きられない環境にあるから、小学校の頃から金融商品の教育を受ける。こんな環境、実力の差のままで幕を開けるのだから勝てる筈がないというのが大方の見方である。

イギリスの銀行、証券会社が全滅に近い状態で外資に叩かれ、その中から立ち上がったのだから当たり前の事だろう。
今や、ビックバーンを遅らせろ! 敗戦だ! 日本式の方が良い!などと云ったところで、垣根の無い世界金融は有利なところに金が集まり、日本の中は空っぽになる事は誰もが知っている。

だが、リスク、リスクと口には出すが、突然に変わってしまう世の中に、はてどうしたら良いのか?と悩むのが庶民の感覚というものだろう。だから準備なんてあるはずがない。
せめて、虎の子をしっかり抱えて「人を見たら泥棒」と思うしかないのかも知れない。

だが、一方では株を買えばガッポリと手数料を取られ、海外旅行をしようとドルや旅行者小切手を買えば、高く買って安く売らなければならない仕組み、或いは同じ銀行間の送金に金を取られるからくりは、ガラガラと崩れるだろう。
庶民にとっては明らかに便利になる。

そのうちに市中銀行より格段に有利なインターネットバンクが続々と現れ、窓口に行かなくても、パソコン上で思いのままに動かせるようになるだろう。
勉強しなくては!

ごきぶり日記

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