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No.303

続、気合いで生きる

02/11/11
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No.055「気合いで生きる」を書いたのが、1997年10月14日 ちょうど5年前になる。
“先輩よ衰えるな! 闘って欲しい”と人生の摂理に反する無理な話を書き殴ったが、いま読み直してみて、この考え方は少しも変わらない。
これまで人間というものの人生の道程は自然の摂理に流されて、決められた運命をたどるものと思っていたが、あながちそう決まったものではなさそうだと考えるようになってきた。

最近は生命科学も医学も格段の進歩をしているようで、これまでの常識がどんどん変わってしまう。“健康は食にあり”とか“医食同源”とか言われて来たが、どんな食べ物、食材が何に効く、どんな調理法がもっと効果を高めるとか、そんな番組がブームになっている。

確かにかっての常識を覆すような発見が続いているようだが、テレビの番組を漫然と見聞きしていると覚えられないし、結局いろいろな食材をバランスよく食べることなんだな、という常識的な結論になってしまう。
がんの特効薬と称して、まさにいろいろな健康食品が雑誌や口伝で広まっている。
本当に効果があった人もいることだろう。だが、聞くところによると、がんは人の顔ほど違うと言われており、効く人もいれば大金を投じても何の効果も無い人も居るらしい。

つまり誰にでも共通に効果を発揮するものではないようだ。
そんな認知されない、いわゆる特効薬は40年ほど前から騒がれていたような気がする。素人考えでは40年も経てば臨床的にも白黒が付いても良さそうなものだと思うのだが、未だそんな結論じみた話は聞かないところをみると、これも信じるか信じないかの宗教のようなものだろうか。

きのこのエキスなども医薬品として認可されないから健康食品として売る以外になく、効能は述べられない。だが、値段は驚くほど高い。
それでも患者はそういった各種の特効薬?を求めて大金を払う。
“藁にも縋る気持ち”は痛いほどわかるし、本当に効くのかも知れない、と思わせる宣伝も効いている。

ある患者がある外科の先生(がんの手術では日本有数の医者)に「そういったものを飲んだ方が良いのですか?」と聞いたところ、「お金が捨てるほどあれば飲んでも良いでしょう。気休めにはなりますよ」と答えたという。
つまり臨床的には何も判かっていないから何とも言えないということらしい。
これほどまでに「がん患者」が増えると同時に儲け商売がついて来るということは当たり前なのだが、病院経営の医者が薬屋と繋がって商売をやっているさまは、厚生労働省に何とか決着をつけて貰わなければと痛感する。
マルチ商法暗躍の場になっていることは確かなのだから。

今まで胃のがんには抗がん剤は効かないという常識があったらしい。最近になって医学界あげて「治検」をやっていることを知った。
新しい抗がん剤を飲む患者グループ、飲まないグループに区分し、5年間その経過を観察する。勿論任意であり、途中でやめることも出来る。
一種の人体実験のようにも思われるが、医学の進歩のためにと参加する患者も多い。

こうした特効薬的な健康食品にもそんな選別が欲しいものである。
ある先生が結論づけるように「人間の生きようとする力がもっとも重要な闘う力」「自らが絶対に死なない!と思うことが強力な免疫力になる」と言っておられるのを聞いた。

生きる力が漲ると免疫力が上がり、自分で病気を撃退するということは肯けるし、説得力もある。これが結論かも知れない。毎日気合いを漲らせて生きることが免疫力を高め、生きる力を与える。天与の生き抜く極意だと改めて思うようになった。

ごきぶり日記

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