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No.305

なぜIT不況か

02/12/02
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IT不況とは一体何なのでしょうか。良いにつけ悪いにつけ、情報産業が衰退してしまうことなど考えられませんね。

人間の社会の情報武装化がどんどん進むことには、一種の疑問が残るのですが、良いとか悪いとかの問題ではなく、流れは止まることがないでしょう。
そんな中で何故、此処までIT、とりわけ通信が此処まで惨めな姿になってしまったのでしょうか。

ある見方によれば、1990年初頭のインフラ作りの過当競争によって、VC(ベンチャーキャピタル)の投資が通信会社に集中して、通信網が溢れてしまったと言います。つまり、ITに向かったお金が市場を食い荒らし、その結果需要が無くなってしまったということになります。

勿論、例外はありますが世界的な大企業とは概ね10~15万人の従業員が働いているものでしょうね。それが急激なリストラで半分から、酷いところでは3分の1を割る数になっているようですね。
受注が無い、作る物が無いと息も絶え絶えという感じです。禿げ鷹が腐肉を食い散らかしているようです。なんとも断末魔を見ているような気がしませんか。

不況とは10数万人という人たちが同時におなじ場所で食えるネタが無くなったということではありませんか?つまり大企業が今まで通りに生きて行くだけの需要はもう無いよと言われているのではないかと思っています。

CS(Customer Satisfactory)という言葉が毎度引き合いに出されますが、本当に個々のお客のcsを真剣に考え、取り組んだら大量生産はあり得ないでしょう。
通信が人と人とを直接結び、すぐ傍にいてくれる人間的ぬくもりを作り出す手段なら、もっと各人各様に Satisfactory である手段の提供を考えることが義務かと思うのですが、資本の原理に反しますかねぇ。

それにしても、日本の国際競争力が無くなり、作っても売れない、売るなら札束を乗せなければならないのでは、余命幾ばくもないということになります。技術力、創造力の育成が急務だと思うのですが、何か手を打っているのでしょうかねぇ。

アメリカ人が昔より一生懸命働くようになっているそうですよ。経済も技術も未だかってない大きな変化を起こし、競争がますます激しくなり、差別が露骨になって行く中で、働くことによって優位に立つこと、また人より働けば確実に生き抜けるという証左を得ているからでしょう。あのアメリカ人がねぇ・・

“ゆとり”を求めている間に自分の居場所が無くなるような恐ろしい世の中になって行くのかも知れませんよ。

ごきぶり日記

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