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No.001

ディスコンとは

11/11/14
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Discontinue(動詞)で端的に言えば“やめた”となりますね。あまり好きな言葉ではありません。
この場合、デバイス部品の話なので代理店経由で主な利用者に廃品種通知(予告)が出ます。

市場動向と需要を見てメーカーが製品企画を立て、投資をして作った物をユーザが勝手に使うのだから、いつやめても文句は無いと言われればそれまでですが、一方的にやめられれば、それを使った装置の継続生産が出来なくなるので困ったことになります。

勿論、生産中止にあたっては保守用品として先行き所用の何年分かの数量を算出して購入し、在庫して置く方法が取れるように配慮されます。
でも製品の需要と言うものはデバイスのように簡単に割り切れる物ではなく、システムは今後の需要は予測出来ないが、現有設備は出来るだけ長く使いたいというデバイスとは相矛盾した関係に置かれます。
所用の計算を間違えば過剰在庫になるし、途中で足りなくなれば追加要求するということも自由になりませんね。

特に生産中止通知の見落とし、需要の変化などで打ち切り後に改めて手当をしなければならなくなることが多いでしょう。
この場合、特に問題なのがLSIです。生産設備があるのだから作り続ければ良いではないか、という言い分もありますが、生産設備も老躯化します。作り続けるためには設備の維持、更新に投資が必要です。
ところが需要(生産数)が落ち込んで、設備投資が見合わなくなるでしょう。ここまで考えるとデバイスメーカーに無理難題も言えなくなるわけです。

ではどうするか、現状の景気は一朝一夕では良くならないでしょう。直せる物は直して設備を長持ちさせることでしょう。さりとてLSIの実装されて居たところにディスクリート部品を並べるのも無理です。
では全部捨てますか。そうはいかないのですからFPGAと装置設計(実装設計)技術を使って何とか収納する工夫が生きて来ます。

これが時代に逆らうディスコン戦略だと思っています。

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