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No.003

モデムの生い立ち

12/04/17
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「モデムとは」シリーズ第1回


モデムというものは回線(ケーブルや多重化したアナログ伝送回線)の両端に接続されて通信を行うもの、と理解されています。
このモデムは昭和30年代(1955年)に入って出現したと思われていますが、実はそれ以前からサービスに供されています。
ではなぜそれ以前に目につかなかったのでしょうか。

それ以前は当時の「日本電信電話公社」の直営品目としてサービスに供されていました。
電話局のビルの奥深くで、黙々を動いていたのですから判らない筈ですね。
この装置を作っていたのが電電公社の随契3社と呼ばれた日本電気、富士通、沖電気です。
競争が無いので楽な商売であったことは確かでしょう。

それが昭和30年代に入るや時の流れが変わり、専用回線~公衆回線と回線開放の動きが加速します。自由化の走りですね。
それからアメリカを先頭に各社が新製品を開発し、モデムの競争が加速します。
NECが世界最速の自動等化器の収束速度 30ms (Fast PollingModem)を開発し、IEEE のAwardを取るなど、先陣を切っていました。 その当時、国際規格電信電話諮問委員会 CCITTT勧告(現ITU-T勧告)は収束速度が 253ms でしたから画期的でしたね。

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