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No.006

同期と非同期

12/04/24
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「モデムとは」シリーズ第4回


通信は送信したデータが忠実に送り先に伝わることですが重要課題です。
このデータが途中(線路)で何によって損なわれるか、その程度はどうか、などが「通信品質」を決めることになります。

その要因は回線の固有の特性(周波数特性、位相特性、反射)などの他に回線重畳されるに妨害波(各種の雑音等)によって損なわれる割合を「誤り率」で表すことはよく知られています。

もう一つ、同期信号を確実に検出しないと通信出来なくなることは当然です。
一般に、同期通信と非同期通信という言葉が用いられます。
同期というのはモデムで言うならばST1とST2という二つの記号で表されます。(ここでは企業通信システムを例に取ってお話ししていますが、このST1、ST2はITU-T勧告で決められています)

同期系統のお話しをすると長くなりますが、繋がれているモデムの同期はこの同期信号で保たれているということです。

では非同期はどうでしょう。
非同期と言っても長いデータ列が同期信号無しで誤りなく検出できるわけはありません。
つまり同期信号が無いのでは無くて「調歩同期システム」という方法で同期が保たれているということなのです。

例えばデータは6ビットの固まりで区切られ、その前後にスタート符号、ストップ符号で区分され、一つのデータとして伝送されます。つまりスタート(ST)ストップ(SP)符号でその中のデータが同期確立されていると考えれば良いのです。

前にもお話ししたと思いますが、モデムはプロトコルには関わりませんから、この調歩同期は端末器で作られ、端末機でメンテされます。
その昔、テレタイプなどの方式の名残ですが結構、今でも便利に使われています。

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