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No.007

伝送路特性による影響

12/07/27
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「モデムとは」シリーズ第5回


モデムによるアナログ通信はその伝送媒体、つまり線路によって大きく影響を受けます。伝送路とは何でしょう。
日本全国に通信を伝えたい場合はこの伝送媒体(伝送路)が大きな役割を持ちます。
モデムはこの伝送路の特性がどうなっているかを知り、その伝送路の特性に応じて最善の信号品質を保つことが出来るように設計します。

伝送品質とは相手に送ったデータ列(ビット列)が誤りなく送られ、正しく再現されたかという比率で表し、「誤り率=10×10^-6乗」のように表現されることはご承知の通りです。

誤りを発生させる要素は回線の種類と特性による減衰特性(ケーブルなどの種類とその距離による特性の変化)や線路にアナログの多重化装置が入る場合の位相特性、ジッター、遅延などアナログ特有の伝送路の特性の変化が直接、データの良し悪しに影響します。

よくNTTの回線か自営の回線か、という議論を聞きますが、その昔は回線網をNTTが独占しており、これがいわゆる「回線開放」という劇的な自由化で解放されたのが昭和30年代後半のことでした。
然し解放されたと言ってもただ線を引っ張り回してよい訳ではなく、特定の資格を持った事業者がこれを引き継いだということです。

いま、インターネットの契約を行う際に、回線提供業者とプロバイダーを決めて契約しなければなりませんね。この第一種回線提供業者などとして回線接続を取り扱うのがそれなのです。私の記憶ではNTT(3社)、KDDI、丸紅などの限られた業者となっていると思います。それぞれ回線提供基準を持っている筈です。
ですからモデムを使う場合は、どの会社とどんな回線を契約しているかを知ることが重要です。

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