リードソロモン(誤り訂正符号)
無線機器、xDSLモデム、デジタルTV など幅広い分野で通信品質を向上させる目的で使用されているリードソロモン(Reed-Solomon)方式の誤り訂正符号化/復号IPコアです。
特長
- 可変データブロック長に対応。
- チェックビットのByte数や原始多項式・生成多項式は、ご要望に応じてカスタマイズが可能。
- ビット/バイトインターリーブ機能の追加も可能。
仕様
項目 | TYPE A | TYPE B |
---|---|---|
符号 | RS(255,239;8) | RS(255,247;4) |
原始多項式 | X^8+X^4+X^3+X^2+1 | |
生成多項式 | G(X) = (X+1)(X+α)(X+α^2)・・・(X+α^15) | G(X) = (X+α)(X+α^2)・・・(X+α^8) |
遅延量 | 4コードブロック分 |
ブロック図
外部インタフェース
1.エンコーダ
信号名 | I/O | 機能 |
---|---|---|
nRESET | I | FECリセット信号 (負論理パワーオンリセット) |
FECENB | I | FEC動作イネーブル信号 |
CLK | I | ビット同期クロック |
BCLK | I | バイト同期クロック |
CEND | I | FECコードワード終了信号 |
DI[7:0] | I | 入力データ |
DO[7:0] | O | 出力データ |
2.デコーダ
信号名 | I/O | 機能 |
---|---|---|
nRESET | I | FECリセット信号 (負論理パワーオンリセット) |
FECENB | I | FEC動作イネーブル信号 |
CLK | I | ビット同期クロック |
BCLK | I | バイト同期クロック |
CEND | I | FECコードワード終了信号 |
DI[7:0] | I | 入力データ |
DO[7:0] | O | 出力データ |
ERR[1:0] | O | 受信エラー情報 0X:エラーなし 10:修復可能なエラー発生 11:訂正不可能エラー発生 |
- 制御信号はFECENB、BCLK、CEND のみで単純な構成
- FECENB 端子を使うことによってバースト的なデータに対応可能
規模と速度(参考)
FPGAデバイス | ALTERA 製Cyclone(EP1C3) |
---|---|
使用LE数 | 約1,900LEs(エンコーダ部:約200LEs / デーコーダ部:約1,700LEs) |
必要Memory空間 | 8kbit(デコーダのみ使用) |
最大動作速度 | 120MHz |
※ その他デバイスの対応に関してはお問い合わせください。 |
記述言語
- Verilog-HDL
※ VHDLでの対応も可能です。詳細はお問い合わせください。
ご提供方法
- ご要望により本IPコアのカスタマイズおよび機能追加してのご提供も可能です。
- 外部制御回路等の周辺回路のカスタム設計も承りますので、ご相談ください。
- HDL言語で設計していますので、様々なFPGAやASICデバイスへ対応出来ます。
- ネットリストによるご提供やROM形式でのご提供も可能です。
お問い合わせ
関連製品
スループット1Gbpsを実現した高速版リードソロモンも、ご提供しております。
関連キーワード
- リードソロモン符号
- リードソロモン復号
- リードソロモン符号 誤り訂正